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SAMURAI

道端にサムライが佇んでいる。
その手にはチェーンソー。
ホッケーマスクを被っているので、顔は見えない。
明らかに浮いているのに、通行人は誰も違和感を抱いていない。
サムライが側溝に被せられている、金網を切断し始めた。
さすがにそれはまずいと思い、何をしているのかと訊いてみた。
サムライの答えは意外なものだった。
「週末に部屋のクーラーを付け替えるので木材を集めています」
そう言うとサムライは、再び作業に戻った。