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突然の轟音と共に、漆黒の風が家中を駆け巡った。
何が起こったかというと、瓶詰の悪魔が解き放たれてしまったらしい。
瓶に書かれた説明書きによると、この瓶には9匹の魔犬が封印されていたようだ。
赤味を帯びたグロテスクな魔犬たちは、人間の姿に擬態すると、玄関から飛び出していった。
私は悪魔瓶の管理会社に、欠陥商品だとクレームの電話をかけて、魔犬を連れ戻す旅に出ることにした。
解き放たれた悪魔たちのせいだろうか、私の運気は著しく低下していて、道中ろくなことがない。
挙句の果てには力尽きて死んでしまった。