ICE

私はコロニー外縁部の港区で、中央ゲートのアンロックキーを探している。
情報によると自動販売機に隠されているという。
飲み物を買うとたまに'当たり'が出るらしい。
何本か買ってみると、数字が羅列したメモが出てきた。
解除コードか電話番号か。
その番号に電話してみたところ、アイスを買ってきてと頼まれてしまった。
ちょうど目の前にスーパーがあったので入店。
しかしここは野菜専門店のようで、アイスどころか肉だってない。
港にコンビニがあったのを思い出し、そっちに行く。


何故か生臭いコンビニ。
実はここはコンビニ風に偽装された魚市場で、アイスといえば保冷用の氷くらいしかない。
アイスはなかったけど、旧友のヨーコがいた。
ダメもとで彼女にアイスの場所を訊ねた。
案内されたのは廃ビルが立ち並ぶスラム街。
その一角にある錆びついた階段を登っていく。
踊り場で焚かれているコカイン。
これ以上先に進むのは危険だと本能が告げる。
ヨーコを引き止め地上に降りた。
するとスラム街は大草原に変わっていた。
これは幻覚か。
そんなことを思っていると、草むらから旧友のテルヤが出てきた。


「やせいのテルヤがとびだしてきた!」


⇒アイスを要求する。


テルヤはクーラーボックスを取り出した。
中にはパック詰めされた液状の違法薬物が入っていた!


これじゃない、これじゃないんだとテルヤに押し返す。
テルヤは「これを用意するのに多大な犠牲を払った。恋人の弟もその一人だ・・・」と涙ながらに語った。
そう言われても困る。
私は空を見上げた。
茜色に染まった空が夜の訪れを告げる。