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Parkour

仕事帰りにあまりいい関係ではない人に遭遇した。
こんなところで争ってても仕方ないと思いながらも、引くに引けない状況。
決着は目的地までの競争でつけることになった。
走る、走る、走る。
壁をよじ登り、フェンスを飛び越え、ビルの屋上を伝い、ひたすら走る。
マンションの外壁を移動中、相手が拳銃を向けてきた。
酷い裏切りだ。
弾頭に特殊な加工が施されているらしい9mmパラべラム弾が外壁を抉った。
あんなんまともに受けたら死ぬわー、って思ってたら被弾した。
そのまま地面に叩きつけられた。
気付いたら担架の上。
警察やら救急隊員やらに質問攻めにされる。
病院に搬送されるのかと思いきや、連れてこられたのは森の中にあるらしい研究所。
自分を撃ったそいつも連れてこられていた。
どう考えてもおかしな状況だったので、夜になってからそいつとともに脱出を試みる。
森の中に轟く唸り声。
それは巨大な重機の駆動音だった。
伐採される木々。
これじゃあ逃げられない。